おはようございます。WEB担当の久保田です。
本日のニュースです。
【宇宙】
「新型固体燃料ロケット、来夏打ち上げ」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は29日、新型固体燃料ロケット「イプシロン」の1号機を、来年夏にも内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)から打ち上げると発表いたしました。1号機には小型科学衛星が搭載され、地球周回軌道から金星や火星などの観測を行う予定です。
イプシロンは06年9月に廃止された固体燃料ロケット「M5」の後継機で、M5と国産主力ロケット「H2A」の技術を転用したものです。1号機の打ち上げコストはM5の約75億円より低コストの約53億円で、最終的には30億円以下を目指しています。
地上の管制システムを刷新して運用に必要な人員を削減し、搭載した人工知能がロケットの点検を行うことで、作業を簡素化するとのことです。これにより、打ち上げに要する期間はM5の42日から7日へと大幅に短縮される予定です。 イプシロンロケットプロジェクトチームの森田泰弘マネジャーは「世界で最も簡単に打ち上げられるロケットにして、宇宙への敷居を低くしたい」と話しています。
【IT】
「グーグル、ネクサス10発表…iPadに対抗」
インターネット検索サービス最大手の米グーグルは29日、タブレット型多機能端末「ネクサス10(テン)」など3機種を11月13日に世界発売すると発表いたしました。
今年夏に投入した7インチ型「ネクサス7(セブン)」より大きい10インチ型端末を投入し、アップルの「iPad(アイパッド)」に対抗する予定です。「ネクサス10」は日米など8か国で発売し、価格は399ドル(約3万1920円)からとのことです。日本での発売価格は3万6800円からを予定しています。
また、無線充電などの機能を搭載した新型のスマートフォン(高機能携帯電話)の「ネクサス4(フォー)」も同時に発表いたしましたが、こちらの日本での発売は現在未定とのことです。
【サイエンス】
「超伝導の光 横浜にともる」
電気抵抗がゼロになる超伝導物質を使った送電線で、実際に家庭に電気を送る実証実験が29日、横浜市の東京電力旭変電所敷地で始まりました。超伝導送電線で中継された電気が家庭向けに送られるのは日本で初めてとのことです。
実証実験は、新エネルギー・産業技術総合開発機構や東京電力などが約1年かけて共同で進めます。「超伝導」になる区間は変電所内の約240メートルで、冷却に使う電力分を含めても、従来の送電線に比べて単位長さあたりの電力の損失を半分にできる可能性があるそうです。
今回送り始めた電気は、約5万世帯分で、2020年までに技術を確立させて実用化につなげる予定です。
それでは本日も一日よろしくお願いします。