おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【サイエンス】
「実用化待つ人へ「希望を持って」山中教授が受賞会見」
「感謝という言葉しかありません。無名の研究者だったが、国から非常に大きな支援をいただいた。多くの同僚、励ましてくれる友人が心の支えになり、助けてくれた」
グレーのスーツに薄い水色のネクタイ姿の山中さんは午後7時京都大(京都市左京区)構内に設けられた会場で受賞会見に臨みました。常に周囲への感謝を忘れない山中さんらしく喜びを語りました。
受賞の感想を聞かれると、「正直な話、受賞するとは全然思っておりませんでした」。発表は午後6時半。受賞の連絡を携帯電話で受けたとき、大阪市内の自宅で、ガタガタと音のする洗濯機を直そうとしていたところだったという事です。「もっとふさわしい方がたくさんいる。本当なのか信じられなかった」。母親にもすぐ電話で伝えたましたが、「母親もきょとんとしている感じだった」と話していました。
会見の直前には、野田佳彦首相から「国民を元気にする受賞。代表してお祝いの言葉を述べたい」と祝福の電話を受けました。「総理と話すのは生まれて初めてだったので、緊張しました」と、はにかんでいました。
研究の実用化を待つ人たちへの言葉も忘れなかった。「まだまだ研究が必要ですが、私たちの研究所でも200人以上が日夜研究しているし、日本、世界の研究者が前に進んでいる。希望を持っていただきたい」と話していました。
来週からは早速、研究に専念するという「論文も出さないと。学生も待っている。この賞は過去の業績に対するというより、発展への期待という意味が大きいと信じている。それに報いるように研究開発に取り組んでいきたい」との事です。
会見に先立つノーベル賞サイトの電話インタビューにこう答えました。「人生の目標は、iPSの技術をベッドサイドに届け、多くの患者を救うことです」との事です。
【文化】
「サザエさん自己評価は辛口 作者の「採点表」見つかる」
今も高い人気を誇る漫画「サザエさん」の作者・長谷川町子さん(1920~92)が、単行本に収めた「サザエさん」を一話ずつ自己採点した「採点表」が見つかりました。選集である「よりぬきサザエさん」刊行にあたり作ったものらしく、自分自身に厳しい「辛口」な一面が浮かびます。
「採点表」は長谷川町子美術館(東京都世田谷区)の学芸員、橋本野乃子さんが昨年、資料整理の時に四つ折りの状態で見つけました。
手書きのマス目に巻数とページ数がふってあり、評価は「大変面白い」の「◎」か「面白い」の「○」もしくは無印の3段階。
◎が複数ついた巻もあれば、一つのみの巻も。時事物から日常風景まで「高評価」は題材を問わない。◎作品は多くが「よりぬき」に収められているという事です。
【地域】
「おでこにハートの双子牛が熊本・南阿蘇村で誕生」
額にハート模様のある双子の子牛が熊本県南阿蘇村の東海大農学部で生まれました。実習用の乳牛ニュージャージー種のオスとメスで9月21日に生まれました。
同種の双子は1980年の学部開設以来初めてです。大学の実習用の飼育頭数には限りがあり、いずれ2頭は畜産農家に引き取られる予定という事です。
生まれた当初は普通より小さかったが、元気に育っており、学生らのアイドル的存在になっています。大きくなると額の模様は変形することが多いという事です。