おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【社会】
「JR四国 アンパンマン列車、一新まずドキンちゃん号」
JR予讃線で子どもに人気のアンパンマン列車がこの秋、デザインを変えます。リニューアル1番車両の「ドキンちゃん号」が松山市のJR松山運転所構内で公開されました。近く走り始めます。
改装は2001年のデビューから3回目で4代目となる新デザインはキャラクター別に11両ある車体の基本色を白で統一し、側面に大書される「ANPANMAN(アンパンマン)」のロゴを赤(ドキンちゃん)、紺(ばいきんまん)といった各キャラクター色にしました。「白い車体で瀬戸内の青い海に映えるデザインにした」とJR四国の広報担当者が話しています。
アンパンマン列車は松山と岡山、高松、宇和島を結ぶ特急「しおかぜ」「いしづち」「宇和海」として毎日上下合わせて17本運行されます。順次改装され10月下旬に全11両が衣替えを終えるという事です。
【経済】
「客ごとに商品が変わる「マーケティング自販機」」
日本中どこでも見かける自動販売機。この数年、設置数は減少し販売額も右肩下がりです。東京の駅構内で急速に台数を増やし売り上げを伸ばしている自販機があります。株式会社JR東日本ウォータービジネスの“次世代自販機”です。
次世代自販機は従来の自販機とは何もかも異なります。ぱっと目を引く大型タッチパネルでSuica等のICカードにも対応しています。それだけではなく、客が次世代自販機の前に立つと、上部センサが客の画像をとらえ性別や年代を推定します。さらに時刻や気温情報をもとに、その人に最適なオススメ商品を表示させます。まさに次世代の自販機であるとの事です。
同社は2006年の設立以来、5年間で売り上げを149%伸ばしています。その要因を取締役営業本部長の笹川俊成氏はこう説明しています。
「従来の自販機は飲料メーカーごとに設置されていましたが、弊社は1台の自販機に様々なメーカーの商品を取り混ぜたブランドミックス自販機を導入しました。Suica対応機開発等のイノベーションに積極的に取り組んできたことや、10年に開発した次世代自販機の効果も大きいです。次世代自販機は従来機よりも現時点で1.5倍程度の販売力があります」と話していました。
POSデータによって、男性が夕方に甘い飲料を飲む傾向があることや、電車に乗る前にミネラルウオーターを買い移動中に飲むこともわかりました。「自販機から得られるビッグデータから、地産果汁のジュースや、キャップが落ちないので歩きながらでも飲みやすい『フロムアクア』を開発しヒットしました。次世代自販機は年内に500台設置を目指し、今後は他業態を含め新たな可能性も検討したい」との事です。
【サイエンス】
「2惑星を持つ連星系を初めて観測 「地球外生命」の存在も期待増」
2つの恒星が互いの周りを回る「連星」に複数の惑星を確認したと、サンディエゴ州立大学(San Diego State University)などの研究者らが米科学誌サイエンス(Science)で発表しました。この発見により、宇宙にはこれまで考えられていたよりもはるかに多くの惑星が存在している可能性が高まり、人類が居住可能な惑星の探求に拍車がかかることが期待されています。
惑星が存在する連星はこれまでにも4例確認されていましたが、複数の惑星を持つ連星が発見されたのは今回が初めてです。連星系内は2恒星の位置によって重力場が変化する複雑な環境にあるため、複数の惑星が存在できるかは定かではなかったとの事です。
発表によると、研究者らは連星「ケプラー47(Kepler-47)」の周りを少なくとも2つの惑星が周回していることを確認しました。ケプラー47は、太陽とほぼ同じ大きさの恒星と、その3分の1ほどの大きさの恒星を対とする連星だという事です。
さらに、見つかった惑星のうち1つは、恒星からの距離が近すぎず遠すぎない「ハビタブルゾーン(生命居住可能領域)」に位置していたため、観測を行った天文学者の1人、サンディエゴ州立大学のジェローム・オロス(Jerome Orosz)氏は、この発見により生命が存在しうる惑星の数がこれまで考えられていたよりも一気に増えたとの事です。