おはようございます。コールセンター佐々木です。
本日のニュースです。
【科学】
「世界最古のスッポン化石発見」
石川県白山市桑島(旧白峰村)で1994年12月に発見されたカメ類の化石が、世界最古のスッポンの祖先であることが分かり、発見者の愛知県江南市、大倉正敏さん(62)と、調査を行ってきた早稲田大学の平山教授(54)が28日、城山私立松任博物館で記者会見して発表した。
化石は甲羅の部分の2片で、1億3000万年前の地層から出土した。こればでスッポンの最古の化石は福井県勝山市と中央アジア・ウズベキスタンで90年代に見つかった1億1000万年前のものとされてきたが、今回は、それを2000万年も遡る。カメとスッポンへと進化する途中の古生物で、両者をつなぐ貴重なミッシングリング(未発見の化石記録)と話した。
カメの甲羅は、骨の上に鱗(うろこ)がかぶさっているが、スッポンには鱗がない。また、カメの甲羅の周緑の部分「緑板」は硬い骨でできているが、スッポンの甲羅の周緑は軟骨化しており、軟らかい。今回の化石には、硬い緑板が見らえるものの、鱗があった形跡がなく、カメとスッポンの両方の特徴をもっている。
平山教授らは、この化石について論文をまとめ、アメリカ自然史博物館の論文集に投稿。審査の結果、9月発行の同論文集に採録されることになり、化石は国際的に新種として認められた。学名は、甲羅をもった日本の妖怪「カッパ」と、発見者の大倉さんにちなみ、「カッパケリス・オオクライ」と名付けられた。
【自然】
「世界遺産・小笠原諸島」
世界自然遺産に小笠原諸島が登録された。小笠原では、人と自然との共存をより一層深め、自然保護に努めている。
夏になり、海も小笠原らしいボニンブルーの色に変わり始めた。水中をのぞくとどこまでも青い世界が広がっていて、海に差し込んだ太陽の光が、光のカーテンを作り出す。1日船を走らせてばイルカやクジラに出会えるのも小笠原の海の魅力である。
【イベント】
「湾岸クリテリウム開催」
東京・お台場で、国内のトップ・プロチームなどが参戦する自転車ロードレース「湾岸クリテリウム」が30・31日に開催される。お台場で本格的なロードレースが開催されるのは初めて。エリートクラスに元F1パイロット片山右京さんが参戦するほか、タイムトライアルの部には一般参加者とともに、元世界チャンピオンの中野浩一さん、元オリンピック選手の橋本聖子参院議員らも出場して盛り上げる。
大会は、お台場を貫く遊歩道「シンボルプロムナード」に1周0.8キロの特設コースを設けて開催。30日は大学生のレースや、タイムトライアルに続いて、午後3時半からエリートクラスのレース(30周=24キロ)を実施する。
このクラスには、チームブリジストン・アンカーパールイズミ・スミタ・ラバネロなどのプロツアー登録チームが選手を送り込み、宇都宮ブリッツエンからは片山右京さんも出走予定。タイムトライアルには橋本さん、中野さんのほかにお笑い界から小島よしおさん、安田大サーカスの団長安田さんも挑戦する。31日も、女子のレースやタイムトライアルを実施。女子の競輪選手3人がタイムトライアルに挑む。