『本日のニュース』

おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。

【サイエンス】

採血2回で「時刻表」 「体内時計」簡易に判定

1日周期でリズムを刻む「体内時計」の時刻を、12時間あけた2度の採血で測定する手法を理化学研究所などのチームが開発しました。

ずれた体内時計を簡便に把握し、睡眠障害の治療や効果的な薬剤投与の時間を決めることを可能にする成果で米科学アカデミー紀要に掲載されるとの事です。

現在、体内時計の時刻は、日内変動するホルモン量を1~2時間おきに24時間以上採血して測定し決めているとの事です。チームは簡便な手法を探ろうと、健康な男性3人に光量や室温が一定の部屋に36時間滞在してもらい、2時間おきに採血して頂き、1日周期で変化する複数のアミノ酸やホルモンなどの血中物質を追跡しています。体内時計の変化によって物質の増減が一定のパターンを示すことをつかみ、これをもとに「時刻表」を作成したとの事です。

【サイエンス】

幻の藻類「ホシツリモ」琵琶湖で初の確認

山梨県の河口湖以外では絶滅したと見られていた藻類「ホシツリモ」が琵琶湖で初めて見つかりました。国内ではこれまで4カ所でしか見つかっておらず、神戸大の研究グループが琵琶湖での詳しい分布調査を進めています。

ホシツリモは名前の由来となった星形の無性生殖器官が特徴で、高さ約2、3メートルに成長します。水資源機構・琵琶湖開発総合管理所(大津市)が昨年7月、琵琶湖の沈水植物の植生を調査中に滋賀県高島市沖の水深約2メートルの湖底で発見されました。ダイバーがサンプルを採取し神戸大がDNA調査で特定しました。神戸大は今年7月末にも高島市沖を潜水調査し約30本のホシツリモを確認し採取しました。

1955~57年には芦ノ湖、山中湖、野尻湖でも確認されていました。高度成長期の環境破壊の影響を調べる調査(92年)では国内で確認できず、一時は環境省の野生絶滅種(栽培・培養状態では生存)に指定された。その後、03年に河口湖で再び見つかり、現在は絶滅危惧1類種(絶滅の可能性が高い)となっています。

神戸大の加藤将・特別研究員によると、ホシツリモは乾燥に弱く、移入ではなく元々琵琶湖に分布していた可能性が高いといいます。加藤研究員は「今後は植生や生息環境を詳しく調べたい」と話しています。

【環境】

野生絶滅「コシガヤホシクサ」の花を特別展示

野生では絶滅したとされる植物「コシガヤホシクサ」が、埼玉県越谷市越ヶ谷の市立越谷アリタキ植物園で特別展示されている。

コシガヤホシクサは、1938年に市内で発見されたことから、「越谷」の名が付けられました。夏に直径3~5ミリの星の形をした白い花をつけます。しかし、次第に姿を消し、2007年には環境省のレッドデータブックで「野生絶滅」に指定されました。08年に茨城県の国立科学博物館筑波実験植物園が同県内で野生復帰プロジェクトを始め、11年3月に越谷市が同植物園から種子5000粒をもらい受けて、市農業技術センターで栽培を始めました。

特別展示では、コシガヤホシクサ70株が展示されており天眼鏡で小さな花を見ることができます。期間は31日までです。越谷アリタキ植物園の入場料は大人100円、子ども30円。

それでは本日も一日よろしくお願いします。 日本水道センタートップページへ

カテゴリー: 本日のニュース   タグ: , , , , , , , , , , , ,   この投稿のパーマリンク

コメントは受け付けていません。