おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「五輪閉会式 吉田沙保里が満面の笑顔で旗手務める」
閉会式を前に会見した国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長は「大会には満足している。感謝の気持ちでいっぱいだ」と語り、ロンドン五輪の成功に賛辞を贈りました。心配されたテロもなく、好天にも恵まれました。
閉会式会場の五輪スタジアムでは、フィールドいっぱいに英国国旗が模されていました。入り乱れるように入場してきた各国の、どの選手の顔も開放感に満ちあふれています。
日の丸を高々と掲げたのは開会式と同様、女子レスリングで五輪3連覇を飾った吉田沙保里選手です。同じく3連覇の伊調馨選手の笑顔もみえました。
初五輪で優勝の小原日登美選手、最終日に男子で24年ぶりの金メダリストとなった米満達弘選手と合わせ、レスリングは日本が獲得した7個の金メダルのうち4個を占めました。
金メダルの数こそ目標の15個以上には大きく届かなかったが、銀、銅を含めた38個の総メダル数では過去最多だったアテネの37個を超え、前回北京の25個から大きく躍進しました。
木村沙織選手ら、銅メダルの女子バレーボールの選手たちも満面の笑顔で行進しました。銀メダルの女子サッカーなど、団体競技・種目の奮起が最多メダルの記録につながりました。
満員のスタンドがひときわ大きな歓声を送ったのは英国選手団でした。29個の金メダル、65個の総メダル数で大躍進し、開催国の選手団の活躍が大会を盛り上げる最大の原動力であることを印象づけました。
最終日のバスケットボール男子決勝でドリームチームがスペインを破り威信を守った米国は、46個の金メダルを稼いで中国から1位の座を奪還しました。中国も38個で依然、メダル大国ぶりをみせています。
閉会式は、ジョン・レノンの「イマジン」やスパイスガールズのステージなど、英国生まれのポップスの数々が奏でられるなかで行われた。次回リオ五輪は、陽気なサンバに乗って開催されました。
【サイエンス】
「京大と島津製作所が新技術 見えないがんの気配キャッチ」
がんなどの組織を顕微鏡で観察するために薄く切った標本にどんなたんぱく質が分布しているか、画像化する技術を京都大と島津製作所が開発しました。目で確認できないがんの広がり具合がわかり、治療薬の標的を探すのにも使えるとの事です。
ノーベル化学賞を受賞した田中耕一・島津製作所シニアフェローらが開発した、たんぱく質をレーザーで蒸発させて重さを量り、種類を確かめる方法を発展させました。
ホルマリン漬けにした標本は、そのままだとレーザーを当てても蒸発しない。京大の鶴山竜昭准教授(解剖形態学)らは、標本に水をしみこませて95度に加熱し、圧力をかけるなどの方法で蒸発しやすくしたうえで、どこにどんなたんぱく質があるか画像化しました。
【文化】
「正倉院展ガラス器の名品「瑠璃坏」」
奈良国立博物館(奈良市)は、第64回正倉院展を10月27日~11月12日の17日間開催すると発表しました。
18年ぶりに登場する古代ガラス器の名品「瑠璃坏(るりのつき)」など64件が出展されうち9件が初出展です。
今回は、双六(すごろく)に用いたガラス製の駒などの遊戯具や、ヤコウガイの螺鈿(らでん)やタイマイの象眼(ぞうがん)などで花鳥文様を施した「螺鈿紫檀琵琶(したんのびわ)」をはじめとする楽器など、奈良時代の宮廷生活をしのばせる品々が注目されています。会期中は無休。料金は一般1千円、高校・大学生700円、小中学生400円。問い合わせは ハローダイヤル(050・5542・8600)まで。