おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「なでしこ白星発進「大切な人もいる」 主将の言葉で一体」
女子サッカー「なでしこジャパン」がカナダに2-1で勝ち、白星スタートを切りました。目標としている金メダルへ向かって、選手たちは一致団結して難しいとされる初戦をものにしました。
試合前佐々木則夫監督や選手スタッフが円陣を組みました。主将の宮間あや選手が語りかけました。「みんなに大切な思いがあって大切な人もいる。6試合をお互いのために戦おう」。この言葉で、「なでしこジャパン」の集中力は極限まで高まりました。
1点をリードした前半44分、鮫島彩選手のクロスに頭で合わせて追加点を奪いました。結果的にこの2点目が大きかった。殊勲のゴールだったが、「鮫島選手は攻撃参加が得意なのですが、アシスト数が伸びていなかった。彼女のアシストになったのがうれしい」と2歳年下の仲間を立てました。
「五輪を楽しみたい」。多くの選手が口にしています。同じように宮間選手もカナダ戦を控えた23日の公式会見で「1試合目からみんなで楽しめればいいかな」と語りました。文言だけでは伝わらない思いが隠されていました。
真意を問われ「オリンピックを楽しむのではなく、厳しい戦いをみんなで楽しみたい。ここに立てなかったメンバーに、やりたくなさそうにプレーする私たちの姿を見せたくない。『それだったら代わりに行きたかった』と感じさせてはいけない」と秘めた思いを打ち明けました。
心配りの人。昨年のW杯決勝でライバル、米国を下して世界の頂点に立ちました。喜びを爆発させてもおかしくない。それでも喜びもそこそこに、うなだれる米国の選手に声をかけ続けた。日本サッカー協会の川淵三郎名誉会長(当時)を「素晴らしかった」と、うならせました。
主将の発言に佐々木監督は「僕もジーンときて涙が出そうだった。泣いている選手もいたしね」と闘争心に火を付けた“陣頭の誓い”を振り返りました。
「円陣を組んでみんなの顔を見たときに幸せを感じ、その思いを伝えたかった」と照れ笑いを浮かべながらその時の心境を打ち明けたのは宮間選手。チームに一体感が生まれて「魔物がすむ」と警戒していた初戦をものにしたなでしこの五輪は最高の形で幕を開けしました。
【スポーツ】
「ロンドン五輪「奇跡とは思ってない。実力だと思ってます」」
7.26 ロンドン五輪D組 日本1-0スペイン グラスゴー
「奇跡とは言わせない。」“世界王者”のスペインを破る大金星、96年のアトランタ五輪でブラジルを撃破した「マイアミの奇跡」に続く「グラスゴーの奇跡」にも殊勲の決勝点を決めたFW大津祐樹は「周りには奇跡と言われるかもしれないけど、自分たちは奇跡とは思ってない。実力だと思ってます」と言ってのけました。
「今目指しているのは金メダル。そこに向けて一歩一歩進みたい。勝利が大事なだけで、スペインに勝ったからといって…。そういう奇跡を起こすのは大事だけど、うぬぼれないで次も勝って、グループリーグを突破してから喜びたい」と話していました。
前半34分にMF扇原貴宏の右CKにファーサイドから走り込み、DFの前で滑り込みながら右足で押し込み、「前でつぶれてくれてファーに流れてきた。ボールウォッチャーになった相手の前に入るのは効果的だと思っていた。狙っていたところにちょうどこぼれてきた」。焦りと苛立ちを募らせたスペインは前半39分にDFジョルディ・アルバが警告を受け、同42分DFイニゴ・マルティネスが後方からFW永井謙佑を倒す決定機阻止で一発退場になりました。
前半立ち上がりの7分に左足首を痛め、一時ピッチに倒れた大津。すぐにプレーを続けたが、大事を取ってハーフタイムに交代しました。関塚隆監督は「ちょっと痛めた箇所があって、無理をさせられないので代えた」と説明しています。大津自身は「次の試合もあるしポジティブでいる。次の試合もやれる。そのために今日交代した」と軽傷を強調しました。
ピッチの外からチームメイトを応援するしかなかった後半の45分間。1-0のまま逃げ切った瞬間、思わず大粒の涙がこぼれたとの事です。「初戦が大事というのがあって、最後自分が出れない中でみんなが一生懸命戦っている姿を見てちょっとウルッと来た。ちょっとじゃないですね」。そう笑うと、「それぐらい一戦目を大事に思っていた。うれしいときはうれしいし、悲しいときは悲しい。泣きたいときは泣けばいい。それも一つの感情だと思う。その代わり、切り替えてやることが大事」と、次を見据えていました。
「次の試合は今日休んだ分を取り返して、また点を取りたい」。29日の第2戦ではモロッコと対戦します。勝てば準々決勝進出が決まる大一番との事です。DF吉田麻也も「持ってますね」と舌を巻いた背番号7。今度は自分のゴールで日本を3大会ぶりの決勝トーナメントに導くつもりです。
【国際】
「女性寿命「初の世界一」と報道」
香港の女性の平均寿命が86・7歳で、日本人女性を上回り世界一になったと日本の厚生労働省が発表したことを受けて、香港メディアは「香港の女性が初めて世界のトップになった」と報じました。
香港のケーブルテレビ(電子版)は「長寿といえば第一に日本人を思い浮かべるが、最新のデータによると日本人女性が26年間守ってきた“最も長生き”という座を香港の女性が奪取した」と驚きをもって報じていました。
香港の老人ホームに入所する86歳の女性は同テレビに「冬でもアイスクリームを食べるし、食べたいものは何でも食べる。長生きの秘訣は楽しむことよ」と話していました。91歳の女性は「誰か雇ってくれるなら今でも働けるわ」と元気に答えたました。
同テレビによると、香港の女性の平均寿命は30年前には78・5歳だったが、91年には80・7歳、2001年には84・6歳と徐々に伸びています。