おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【地域】
「新潟県産米粉使ったスイーツ開発」
新潟市のパティシエ 宮城由衣さんと新潟県新発田市の調理師 今井美紀さんが、コンビニ大手のサークルKサンクスと県産米粉を使ったデザートを共同開発し、19日から全国のサークルKやサンクスで発売するとの事です。
新潟は米粉用コメの生産量が全国1位。今井さんは「新潟の米粉が全国に知られるチャンスなのでうれしい」と話しています。
2人は新潟調理師専門学校に通っていた昨年11月、米粉の食感を生かしたケーキのレシピで、県主催の学生米粉料理コンテストで最優秀賞を受賞。それがきっかけになり、同社と商品開発をしていました。
「クレープタイプにしたい」「生クリームだと生地が負けるね」。昨年末からアイデアを出しあい、試作を繰り返したとの事です。今年4月から1カ月間、県内のサークルKで販売すると4万3千個を売り上げ、全国で販売することになりました。
商品名は「クレープサンドケーキ」で価格は110円。クレープ生地と3層になったスポンジに小麦の代わりに5%の米粉を使い、チーズクリームとイチゴクリームをはさんでいます。片手で手軽に食べられる点にもこだわったとの事です。宮城さんは「まず気軽に食べてもらって、新潟の米粉の良さを広めていけたらいい」と話していました。
【テクノロジー】
「セガ 男子の本懐「トイレッツ」健康にも効果あり?」
トイレで男達を熱くしているゲーム「トイレッツ」。ただ楽しいだけではなく男性の下半身の健康にも効果があるかもしれないことが分かりました。
トイレッツは、昨年11月にセガが発売した店舗用電子POPです。男性用小便器に取り付けて広告表示をしながら尿の勢いや尿量で遊ぶゲームです。「その発想はなかった」と話題を呼んでいましたが、旭川医科大学腎泌尿器外科学講座の研究チームによる調査で、中高年の男性に多い排尿障害の啓発にも役立つとの結果が判明。横浜市で4月に開かれた第100回日本泌尿器科学会で発表されました。その意外な調査とは?
男性は高齢になると排尿に障害を感じる人が少なくない。トイレを我慢できなくなったり、夜中頻繁にトイレへ行きたくなったりする「過活動膀胱」という症状は40歳以上の12.4%にあたる810万人が持っているとされています。他にも尿が出にくく、排尿に時間がかかったり、残尿感があったりする「前立腺肥大症」は、80歳までには80%の人がかかるとも言われているほど、男性にとっては身近な病気。高齢化が進み、厚労省の調査によると最近10年間で10万人以上もの患者が増えています。
旭川医科大学腎泌尿器外科講座の講師、松本成史さんによると、こうした症状があっても「年のせいだから仕方ない」「恥ずかしい」といった理由で診察を受けず、放置してしまう人が多いとのことです。放置すれば他の病気を引き起こす危険もあるため、「泌尿器科の医師はきちんと検査や治療を受けるための必要性をさまざまな啓発活動を通じて実施していますが、いまだ不十分」という事でした。
白羽の矢が立ったのがトイレッツ。研究チームは昨年9月に排尿障害に関する市民講座に参加した中高年男性に発売前のトイレッツを体験してもらい、70歳以上の20人を含む27人からアンケートの回答を得ました。トイレッツは、マイクロ波センサーと赤外線反射センターを利用して尿の量や排尿のスピードを計測可能することができます。今回の調査に使われたのは、おおよその尿の量を測ることのできる「溜めろ!小便小僧」というゲームです。
調査結果によると、まず「トイレッツが面白かった」と答えた人は88.9%で、中高年男性もトイレッツを楽しんでいることが分かりました。「トイレッツを体験して、排尿に関心を持ちましたか」という質問に「はい」と回答した人は92.6%と関心度の高さもうかがえます。「排尿量を初めて知りましたか」という質問には92.6%が「はい」と回答。反面、日常生活では排尿の実態を把握することが難しいと判明しました。
「トイレッツを体験して自分の排尿状態を改めて意識しましたか」という質問に、「はい」と回答した人は81.5%で、「自分の排尿状態は正常だと思いましたか」との問いには33.3%が「いいえ」と答えました。調査結果では、トイレッツによって少なくとも8割の人々が客観的に自分の尿の量を把握。3割の人々が排尿の異常を意識することができたのではないかと分析しています。「トイレッツを体験して、一度自分の排尿状態をきちんと検査しようと思いましたか」という質問に「はい」と回答した人は77.8%で、トイレッツが泌尿器科受診への啓発につながったと結論づけています。
「皆さん排尿に関する自覚症状でご自身の病状を感じられますが、排尿の勢いや量といった他覚所見を感じる機会はなかなかありませんでした」と松本さんは話し「今回トイレッツを使用してアンケート調査を実施し、ご自身の排尿の状態を感じることができたとの回答を多く頂きました。トイレッツは、ご自身の排尿や症状を知るきっかけとなるツールになるかもしれません」と語りました。
残念ながら、トイレッツで測った尿の量を医療データとして転用することはできない。「男性なら誰もが排尿の行為で遊んだ少年時代を持つ」という発想のもとに開発されたトイレッツは中高年になった男性の健康の啓発にも役立ちそうです。
発売以降、その活躍の場を着々と広げているトイレッツ。セガによると現在、300台近くが居酒屋やゲームセンター、パチンコ店などに導入されているという。今年3月には、東日本大震災による津波で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市にある「復興屋台村 気仙沼横丁」にも設置された。気仙沼横丁は、津波で流されてしまった飲食店の仮店舗が集まり、観光の拠点となるべく立ち上げられた。訪れた人たちに人気を集めており、「被災地の皆様に笑顔とトイレの衛生をお届けしております」とセガの担当者も胸を張っていました。
たかがトイレ、されどトイレ。日常生活で必要不可欠なものだけに、その活用に今後も期待が広がります。
【地域】
「お帰り ジンベイザメ「遊ちゃん」大阪の海遊館」
大阪市港区の海遊館にジンベエザメの「遊ちゃん」が2カ月ぶりに戻り、一般公開されました。水槽に大量のマイワシを新たに展示するため高知県で一時過ごしていました。
遊ちゃんは推定5~6歳のメスで、2011年7月から同館で公開されています。今年5月に水槽に5万匹のマイワシを放すことになり、水質変化などによる影響を避けるため、高知県土佐清水市の同館の施設に輸送。大きな水質変化などは起きなかったため、再デビューすることになりました。
遊ちゃんを乗せた大型トレーラーは11日午後7時半に高知県を出発し約10時間半かけて12日午前6時に同館に到着しました。クレーンでつり上げられて水槽に移された遊ちゃんは、さっそくマイワシの大群の中を優雅に泳いでいました。西田清徳館長は「元気そうでほっとした。これから夏休みも迎えるので子どもたちに喜んでもらいたい」と話していました。