おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【経済】
「ホウレンソウに含まれる硝酸塩に筋肉増強効果」
米国生まれの人気キャラクター船乗りのポパイ(Popeye)。缶詰のホウレンソウを飲み込むと筋肉もりもりになりピンチを切り抜ける。このポパイの行為が正しかったことがスウェーデンの研究チームによって証明されました。
「ポパイ」は誕生から80年(2009年1月16日)。
ホウレンソウには硝酸塩が含まれているが、ストックホルム(Stockholm)のカロリンスカ研究所(Karolinska Institute)の研究チームが硝酸塩を加えた飲み水を1週間与えたマウスを解剖し、対照群のマウスと筋機能を比較したところ、硝酸塩入りの水を飲んでいたマウスの筋肉が増強されていたことが分かりました。
研究に参加したAndres Hernandez氏によると、マウスが摂取した硝酸塩の量を人間に当てはめるとホウレンソウを1日当たり200~250グラム食べた程度に相当するという事です。緩やかな動きを長時間続けるときに働く遅筋への効果はみられなかったが、瞬発的な動きに使われる速筋には明らかな効果が見られたとの事です。
今回の研究で硝酸塩によってカルシウムの蓄積と放出に関与する2種類のタンパク質が増えていたことが分かりました。これらのタンパク質が増えると筋肉内に放出されるカルシウムの量が増え、カルシウムの放出量が多いほど筋肉は強く収縮します。
人間について考えると、例えばホウレンソウを食べて硝酸塩を摂取すればウエートリフティングや短距離走に必要な筋肉を強くすることができます。速筋は他の筋肉よりも疲労しやすいが、筋力が強くなれば収縮回数が減って結果的に持久力も増すとの事です。
筋トレマニアには朗報ですが、研究チームは筋力のない人、筋肉に疾患のある人、高齢者の筋機能改善効果の有無を調べる方針で、マウスでさらに数回実験した後、人間を対象にした実験を行う計画です。論文は米専門誌「生理学ジャーナル(Journal of Physiology)に掲載されています。
【経済】
「でんき予報スタート 関電、他社融通量も公表」
関西電力は管内の電力需給の状況をホームページで毎日伝える「でんき予報」を30日分から始めると発表しました。今回から翌々週の需給見通しも載せる予定です。火力や水力など電源別の供給力やほかの電力会社からの融通量も毎日確認できるようにしたと話しています。
関電の「でんき予報」は、昨年度の夏と冬に続く3回目。今夏の節電要請は7月2日~9月7日までで一昨年比で15%以上を目標にしています。
日々の需給を示す「でんき予報」は30日未明からホームページに掲載し、節電期間中は続けます。これまで同様の「顔マーク」を使い、緑(需給に余裕がある電力使用率90%未満)▽黄(90%以上95%未満)▽赤(95%以上97%以下)▽赤の点滅(最も厳しい97%超)で表示するとの事です。
【社会】
「上野動物園のパンダ、妊娠の可能性公開お休みへ」
東京・上野動物園は、ジャイアントパンダの「シンシン」(メス・6歳)に妊娠の兆候がみられると発表しました。福田豊副園長は「妊娠の可能性がかなり高まった」と説明しています。出産に備え7月3日からシンシンの公開を中止するとの事です。
園によるとシンシンの乳頭が大きくなったことが確認されたため、19日に血液検査を実施し、妊娠によって上昇するホルモン(プロゲステロン)値が上がっていたほか、軽度の貧血やコレステロール値の上昇がみられました。
シンシンは6月7日からエサの竹を食べる量が減り、ふんの量が4分の1程度になっていました。健康状態は良好だが、最近は寝室で寝ている時間が長くなっており、園は「妊娠の可能性が高い」と判断しました。