おはようございます。コールセンター片倉です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「なでしこ世界一に輝く」
サッカーの第6回女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会は18日(日本時間午前3時45分)から、ドイツのフランクフルトで決勝が行われ初の決勝進出を果たした日本代表(なでしこジャパン)が、世界ランキング1位の米国をPK戦(3-1)で破り、悲願の初優勝を果たした。
日本は69分に後半投入のモーガンに先制されたが、81分に間宮がゴールを決めて同点に追いつき延長戦に突入した。 延長前半の104分ワンバックのゴールで勝ち越されたが、延長後半の117分、コーナーキックからのボールを沢が飛び込み右足で決め、再び試合を振り出しに戻しPK戦に突入した。
日本がFIFA(国際サッカー連盟)主催大会で優勝するのは男女を通じて初めて。世界ランキング4位で6大会連続出場中の日本は、これまでベスト8が最高成績だったが今大会は準々決勝で2連覇中のドイツを破ると、準決勝でスウェーデンに快勝。決勝でも過去3分け21敗と1度も勝ったことのない米国を初めて破った。
「不屈のなでしこが観客を魅了」
何度引き離されても食らいつくなでしこジャパンには、日本人だけでなくスタジアム全体が魅了された。試合が進むにつれて日本への声援が大きくなり、日本が1点を追う展開となった延長後半からはドイツ人も含めた観客の大半が総立ちで日本を応援。PK戦で勝利を決めると、選手らはピッチで抱き合い、スタンドでは日本人とドイツ人が抱き合って喜びを爆発させる姿も見られた。
表彰式で、主将のMF澤穂希選手がトロフィーを高々と持ち上げた瞬間、スタジアム全体から大歓声が沸き起こり、金色の紙吹雪が舞った。周りの選手たちも笑顔で飛び跳ねた。
この日の観客は約4万9000人と満員。多くの日本人がスタジアムに駆けつけ、「ニッポン!ニッポン!」と声を張り上げて応援し、延長戦終了間際の澤選手の同点ゴールには、地鳴りのような歓声が響き渡った。
試合後、日本イレブンが東日本大震災に対する各国からの復興支援への謝意を示す「世界の友人たち、支援をありがとう」と英語で書かれた横断幕を持ってスタジアムを一周。観客から惜しみない拍手が送られた。
星条旗を体に巻いた米国人男性は「グッドゲームだった。米国はナーバスになっていたようだ。今日は会場全体が日本の味方だったよ」と悔しそうに語った。
また、日本の渋谷スクランブル交差点には優勝決定後、日本代表のユニホームを着た若者らが両手を突き上げ、次々と集まった。
日本代表 澤 穂希は今大会の最高殊勲選手(MVP)に選ばれるとともに、通算5得点で得点ランキング1位に輝いた。
MVP 澤 穂希選手