おはようございます、コールセンター片倉です。
日本水道センターブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は当社で施工致しました排水管マス工事をご紹介させていただきます。
まずはじめに、皆様は宅内の排水マスをご存じでしょうか?もともとは下水トラブルの際の点検口として造られていて、一戸建てにお住まいであれば家の外周に白く丸いフタを見かけたことがあると思います。このフタを持ち上げると排水管の流れを確認出来る様になっています。
マスの材質もそれぞれの年代によって異なり、古い物はコンクリート製で現在は塩化ビニール素材が主流です。古い年代の物ほどトラブルが起こり易く注意が必要です。
今回の工事ケースもコンクリ素材から最新塩ビ素材のマスへ入れ替え工事となります。
①作業前
※フタを開けているのが作業前のコンクリート製マスです。老朽化の為、至る所にヒビが生じており生活排水が地中に漏れ出していました。この症状が更に悪化すると土が下水に流されて排水詰まりを起こし、最悪のケースではコンクリートが割れて陥没してしまう危険もあります。
②作業開始
※まずはコンクリート壊し(はつり)作業を行います。左写真の様な専用のコンクリート解体機を使用して地面を掘り起こします。壊したコンクリート破片は当社で回収し処分しています。
③作業中(配管の設置)
※地面を掘り起こし配管ルートの確認後にそれぞれの配管勾配(管の傾き)を計算しながらマスを取り付けます。右側写真が新規小口径マスです。
④作業中(配管の埋設)
※土を埋め戻し、地面強度を上げる為に砂利を敷き詰めます。年数が経過しているマスは大型サイズが多いのですが、最新の小口径マスはコンパクトサイズの為に土が足りなくなりますのでその場合は埋設土を足して仕上げます。
⑤作業後(モルタル仕上げ)
※モルタル(地面補修に用いられるセメントと川砂の混合材)を水平に均します。この日は通り雨が降ってきてしまいましたので、ブルーシートを使用して雨がかからない様にしています。この写真でお解りになると思いますが、③の配管設置作業中にネズミ色の管が縦に伸びていたのは仕上げの際に地面と同じ高さに計算されていたからなのです。
⑥仕上がり
※モルタルが完全に乾燥するまでは1日~2日かかりますが工事自体はこれで完了です。
この日の工事時間は6時間、作業後の排水流れ確認でもしっかり流れていました。
この様に日本水道センターでは緊急トラブル対応から管工事まで様々なご要望にお応えしております。
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