おはようございます。内勤事務担当の滝沢です。
本日のニュースです。
【スポーツ】
「竹内さん8000メートル峰全制覇 14座登頂日本人初」
登山家の竹内洋岳さんが、ネパールにあるダウラギリ1峰(8,167メートル)に登頂し、日本人として初めて世界の8千メートル峰全14座制覇に成功されました。同日夜、東京の事務局に連絡が入りました。世界七位の高峰の頂上に達したのは、現地時間午後五時半(日本時間同8時45分)ごろでした。強風で視界のない天候だったとベースキャンプに無線連絡してきたそうです。
竹内さんは1995年のマカルー1峰(8,643メートル)を皮切りに、ヒマラヤとカラコルム山脈に集中する8千メートル峰に次々と登頂し2007年には雪崩に遭って背骨を折る瀕死(ひんし)の重傷を負いましたが、困難を克服して昨秋のチョーオユー(8,201メートル)まで13座に登りました。
14座制覇は86年にラインホルト・メスナー(イタリア)が初めて成し遂げてこれまでに女性を含む30人近くが達成されています。
<精神力の強い人>
「本当に待っていました。日本人はなかなか達成できなかったが、それを突き破った。長い道のりだったと思う。大変な偉業だ。一緒に登山教室の講師をしていたが、穏やかな性格で、派手さはないが夢を追い続ける精神力の強い人だ。だから背骨の骨折という大けがも乗り越えてやり遂げることができたのだろう。彼に続いてどんどん挑戦し、日本人女性の達成にも期待したい。」と女性で世界初のエベレスト登頂に成功した登山家田部井淳子さんが話されていました。
竹内 洋岳(たけうち・ひろたか) 祖父の影響で幼いころから登山とスキーに親しみ、立正大山岳部で活動され95年にマカルー1峰に登り、翌年に世界最高峰のエベレストに登頂。4座目のナンガパルバット以降は全て無酸素で制覇されました。07年にガッシャーブルム2峰で雪崩に遭い、背骨を折る重傷を負ったが奇跡的に復帰しました。ICI石井スポーツ勤務で2児の父親。180センチ、65キロ。東京都出身、41歳です。
【気象】
「西日本 記録的猛暑なさそう」
気象庁は、電力不足が懸念される中注目される夏(6~8月)の予報を発表しました。3カ月の平均気温は西日本と沖縄・奄美で高温傾向、北日本と東日本は平年並みとみており「平成22年のような記録的猛暑の可能性は低い」としています。
8月は北日本がやや低温、東日本は平年並み、西日本と沖縄・奄美は高温傾向の予想です。気象庁は「電力需要には2週間程度の顕著な高温が大きく影響する。最新の1カ月予報などに注意してほしい」としています。
同庁は夏の暑さをもたらす太平洋高気圧や、冷夏をもたらすオホーツク海高気圧の張り出しはいずれも平年並みと見込んでいます。一方、太平洋高気圧は7月後半以降、日本の南海上から西日本を中心に若干強めに張り出すが、東・北日本への張り出しはやや弱い可能性がありそうです。
【社会】
「復興記念コイン 9歳のデザインも6案採用」
政府が発行する東日本大震災復興事業記念貨幣のデザインの一つに、神奈川県小田原市立久野小4年小島太一君(9)の作品が選ばれました。
記念貨幣のデザイン作者の中で史上最年少となります。
政府が記念貨幣のデザインを公募したのは、東京オリンピック(1964年)と筑波万博(85年)に続き3回目です。今回は1万円金貨と千円銀貨があり、計2673件の応募がありました。専門家らの審査で、千円銀貨となる小島君の作品を含めて6案が採用されました。
小島君のデザインは、日の丸を両手に持った男の子がカラフルな文字で「がんばろう日本」と呼びかけています。小島君は「みんなで頑張ろうという思いで描いた」と話しています。
記念貨幣は、個人向け国債の一種である復興応援国債を買った人が、金貨は1000万円、銀貨は100万円を3年間継続して保有すると受け取ることができるとの事。政府は同国債を今年度4回発行し、小島君がデザインした銀貨は10月発行分の購入者を対象に15年11月以降に届けるようです。