「トイレの水が止まらない!」、日常生活において唐突に見舞われる水難としてこれが挙げられます。
こうした事態に見舞われてもあわてずに対処しましょう。手の施しようがなければトイレ交換が検討されますが、そうした状況でなければまず便器や周辺の設備を見直すことから始めることが重要です。
気づかずに放置していると、水道料金が跳ね上がるなど看過できない事態になるため、迅速な対応が必要となります。
水の流出はどこからでも起こるわけではなく、おおよその場所が決まっています。 ここでは、上記トラブルに見舞われた際のチェック箇所や、状況に応じた対処法についてまとめました。
こうした水の流出のほとんどが、トイレタンクの不具合が原因で起こるものとされています。タンク内のパーツの劣化や機能不全により、タンクに溜めておくべきはずの水が便器に流れ出したり、レバーをいじっていないのに水が流れ出したりなどのトラブルに見舞われることがあります。まれにタンクに異物が紛れ込み、パーツの動作を阻害することから起こることもあります。
まずはタンクの中をのぞき、パーツが痛んでいないか、ちゃんと動作しているかを確認します。タンクの中には「浮き玉」、その根元に「ポールタップ」、排水弁に「ゴムフロート」というパーツがあります。これらのパーツによってタンク内の水位が一定に維持されるのですが、どこかに異常があると水位が上がったり、下がったりします。これが水の流出の原因になりますので、真っ先に確認するようにしましょう。
主に確認するところは、
ゴムフロートがちゃんと閉まっているか
どこかに引っかかっていないか、ごみや異物が挟まっていないかを確認します。 引っかかっていれば元の位置に戻し、汚れている場合はきれいに掃除してごみや汚れを取り除きましょう。パーツ自体が劣化している場合は、交換時です。
浮き玉がちゃんと動作しているか
ゴムフロート同様、どこかに引っかかっていたり、アーム部分が外れている場合は、正しく作動するように調整します。
ボールタップが汚れたり劣化していないか
汚れや異物が引っかかっていたり、パーツが劣化している場合はあまりいじらずに私たち日本水道センター(0120-506-123)日本水道センター(0120-506-123)に連絡したほうが良いでしょう。パーツの交換に専門的な知識を要する場合があるため、余程自信がある場合を除き、私たちに依頼するのが安全でしょう。
ちなみにゴムフロート、ポールタップなどの交換用パーツはホームセンターなどで売っている場合があるため、非常用に備蓄しておくと良いかもしれません。
また、一番大事なのはトラブルを未然に防ぐことです。
異物の入り込みなどを防ぐため、普段からタンク周辺はしっかり掃除をし、清潔に保っておくようにしましょう。
問題がタンク内で済めばよいですが、長期にわたる使用で経年劣化などが原因となっている場合は、一度メーカーなどの専門家にタンクを含め便器などの設備を確認してもらい、各所に劣化が確認できた場合はトイレ交換のタイミングかもしれません。