ある日突然、トイレが水漏れしたら慌ててしまいますよね。
住んでいるのが集合住宅であれば、被害が階下に及ぶことがありますので尚更です。
間取りにもよりますが、漏れた箇所が階下のお部屋だったとしたら、浴室以外の場所には防水処理が施されていないことが多いため、家具は勿論のことテレビなど電気機器の故障、さらにはパソコンデータの破損など相当なダメージを与えてしまうことになります。
また、水漏れしたお部屋の壁紙や天井についた染みや畳などもメンテナンスしなければなりません。被害の大きさによっては、相当な額になるケースがあるのです。
また、水漏れはトイレだけで起こるわけではありません。浴室で、浴槽に張るお湯を止め忘れて外出してしまう、洗面所で、洗濯機の給排水ホースが外れていて水が流れ出てしまう、などのうっかりミスがあげられます。このような場合、水が漏れるのは真下とは限らず、室内のあらゆる方向へ水は流れますので、階下の方に思わぬ被害をもたらせてしまうわけです。もちろん、当人のお宅でも同じ事が言えますね。相手方、ご自分宅を併せると相当な被害額になることが有りえます。
トイレの水漏れの原因として、トイレ詰まりがあげられます。トイレ詰まりは、携帯電話などをうっかり落としてそのまま流してしまう、オムツなどを詰まらせてしまう、などで起きることがよくあります。あわてて水を流せば流すほど、詰まらせた物が奥へ奥へと押し流されていきます。そうすると、異物を取り除くことが一層困難となり、水が溢れ出てしまう結果となります。
また、トイレ詰まり以外にも、排水管の破損や老朽化などが原因で水が漏れ出してしまうこともあります。自分が分からない原因で漏れ出すこともありますので、予測が不可能ですね。
自宅にいて直ぐに気がつけばいいのですが、仮に在宅中でもよほど水が溢れ出てこない限り気がつかない場合もあります。また、外出しておれば尚更のこと。そうこうしているうちに階下への被害も大きくなっていきます。
もしも、便器に異物を落としてしまった場合は、水を流す前に取り除くことが一番の解決策です。
しかし、水のレバーと同時に物を落としてしまったとしたら間に合いませんよね。そういう場合は、さらに水を流すと異物が取りにくくなりますのでそれ以上は流さないようにしましょう。
そのような時は、すぐに私たち日本水道センター(0120-506-123)日本水道センター(0120-506-123)に連絡をください。
また、すでに水が溢れ出してしまった場合は、早急に大家さんや管理会社へ連絡してください。
また、このような水漏れ事故の事前対策として、集合住宅の管理会社は入居条件の一つとして「借家人賠償責任保険」「個人賠償責任保険」などの保険加入を賃貸借契約の条件としているところが多いです。もし、保険加入が条件になかったとしても、任意で保険に加入することもできます。いざという時のために、そのような保険への加入を検討してみてください。また、加入済みでも更新をしないと効力がありませんので、一度ご自分の契約を確認してみてくださいね。