このトイレが他と異なる大きな特徴は、便器に使われている素材にあります。
便器部分に有機ガラスという素材が使われており、水垢や、汚れが固着しにくくなっている上に、衝撃による割れやひび・キズにも強い素材とされています。 また、タンクレス構造のため、タンクを配置した際の圧迫感がなく、コンパクトに収まります。
このトイレはシリーズ展開されており、機能や価格によって以下の通り3種類に分類されています。
新型アラウーノ
流すたびに泡と水流で便器を洗う「激落ちバブル」、便器からおしっこがはねる・漏れるのを防ぐ「トリプル汚れガード」、汚れやすかった隙間をなくした「スキマレス設計」に加え、少量の水で強力に流す「新スパイラル水流」など節水機能も備えます。 全自動お掃除の肩書はこの「激落ちバブル」「新スパイラル水流」から来るものです。
アラウーノS
新型アラウーノから、「トリプル汚れガード」を除いた機能を有するタイプです。
アラウーノV
新型アラウーノから、「激落ちバブル」「トリプル汚れガード」「スキマレス設計」を除いたタイプ。無駄な凹凸をなくし、スキマも拭きやすい設計となっています。 また、アラウーノVに関しては、手洗いの有無でさらに価格に差が設けられています。
有する機能によって価格にも大きく違いが出るため、選ぶ際は自宅のトイレにどんな機能が必要かを見定めた上で選択されるとよいでしょう。
機能別で3種に分類されていますが、どのタイプが自宅に適しているのか見極めることが肝心です。
新型アラウーノ
トイレ掃除に面倒をかけず、長くきれいに使いたい、掃除にかける肉体的負担が大きい、 タンクを排してトイレ空間を広くしたいと考える方向けです。
アラウーノS
掃除を楽にしたいと考える一方、かかる費用も考慮したいと考える人向けです。
アラウーノV
シリーズの中では最もお手頃価格で、今までより掃除を簡単にしたい、または タンクを排してトイレ空間を広くしたいと考える方向けです。 以上のように、必要とされる機能とかかる費用のバランスを考えて最適と思われるものを選択しましょう。
全自動お掃除トイレと呼ばれてはいるものの、長く使い続ければどうしても汚れはたまるものですし、
お掃除機能がないタイプもあることから、やはり定期的なお手入れが必要となります。 具体的にどのようにお手入れすべきか以下に示し、順に見ていきたいと思います。
便座(作業前に電源を切る)
便座の表・裏やフタは柔らかい布で水拭きします。この時、乾いた布やペーパーだと摩擦が原因で傷が付くことがあります。 汚れが目立つ時は、フタと便座を取り外した上で水拭きします。細かい箇所は柔らかいブラシを使いましょう。
洗浄ノズル
ノズルにはお手入れ機能が付いています。これはノズルを突出させた状態にするため、汚れを確認したらブラシや綿棒などで入念に落とします。 ちなみにこの便器には自動でノズルを除菌する機能が付いています。こちらを活用しつつ、ノズルを清潔に保ちましょう。
脱臭フィルター・吸込口(作業前に電源を切る)
脱臭音が大きくなり、効果が弱くなった時はフィルターをブラシで掃除します。 また、脱臭吸込口も同じくブラシでほこりや汚れを落とします。
便器(作業前に電源を切る)
便器の内側、外側、床は水拭きし、内側に汚れが目立ってきたらブラシでこするとよいでしょう。
内側には中性洗剤をかけてしばらく置き、時間をおいたらブラシで汚れをこすり落とします。
洗浄タンク
ホコリが付いていたら、水洗いし良く乾かしてからセットしましょう。
このように汚れに強いですが、長く快適に使うためには定期的なお手入れが必要になります。
簡単な拭き掃除は日常的に行い、便器等の掃除は毎週1度行うなどの工夫で、できる範囲から始めてみるのはいかがでしょうか。