おはようございます。現場担当の奥村です。
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
前回のスタッフブログの続き”タイ バンコク”のお話しをしたいと思います。
[ワット・マハタート]
ワット・マハタートは、1374年ボロムラーチャー1世により建築が始められ、ラームスエン王の時代に完成しました。1767年にクメール様式の仏塔を含めビルマ軍によって破壊され、その際境内にあるほとんどの仏像の頭も切り取られており、現在もその姿が痛々しく残っています。
オランダ人商人、エレミアス・ファン・フリートの記録に依れば、ラーマーティボーディー1世による建立と伝えられるが、『アユタヤ王朝年代記』は、1374年のパグワ王(ボーロマラーチャー1世)による建立と伝えます。
この後、寺院が完成したのはラーメースワン王の治世となりました。
この後、中央の仏塔はソンタム王の時代に崩れ、プラーサートトーン王によって修復されましたが、ラーマ5世(チュラーロンコーン)の時代に再び壊れました。
寺院の建築は中央にロッブリー様式の大きな仏塔があり、その回りを小さな仏塔が囲み、その回りを回廊が囲んでおり、礼拝堂と仏堂が東西にあったと推測されています。
地下室 :
1956年、文部省芸術局はワット・マハータートの地下室の掘削を開始しました。
地下室には多くの文物が納められていましたが、当時の地元民によるといくらかは芸術局の発掘前にすでに墓泥棒がおり、ある程度の文物は持ち去られてしまっていたそうです。
墓泥棒の形跡は、10メートルぐらい掘ったところで止まっており、
岩盤が固く掘りづらかったものと思われます。
芸術局の調査の結果、地下室は地下17メートルまであり一番下には
仏舎利を入れたケースが見つかったとされています。
レンガはどのようにして運ばれていたのでしょうか…。
一見樹齢が長い木だと思いますが、この木の回りには人だかりが出来ていました。
神秘的な仏頭のある樹の周辺はひっそりとして見落としそうです。
よく見ると、ビルマ軍の持ち帰りを逃れたとされる仏頭が木の根に包まれて
安らかな表情をみせています。
こちらには頭が無い仏像が沢山並んで有ります。
クメール様式の面影がある仏塔。
仏頭のない仏像が壁に沿ってズラリと横一列に並んでいます。
レンガで出来た壁が塔が時間の流れを止めている様な雰囲気です。
こちらは修復なのか倒れても危なくない様に足場を確保しているのでしょうか。
ワット・マハタートに残るレンガ積みの仏塔相当大きな塔があったのかも知れません。
塔ひとつひとつ形が違いますが芸術的な形をしています。
昔使われていたと思われる道具や器のような物もありました。
自然に囲まれているので、この雰囲気がどこか映画のワンシーンを
見ているかのようにも思わせます。
私だけでしょうか?「天空の城 ラピュタ」の様にも感じませんか。
今まで見た事や感じた事が無いような神秘的な場所でした。
所在地: 島内
開館時間: 8:00~18:30
休館日: 無休
料金: 30バーツ
ここまで読んで頂きありがとうございました。
この続きは次回お話ししたいと思います。