トイレの豆知識 その53

こんにちは。コールセンターの片倉です。「トイレ交換時期も近い?温水洗浄便座のリモコンが動かないときは」というテーマで今回はお届けいたします。

一度体感するとやめられない温水洗浄便座。ボタン一つでお尻を清潔に保ってくれる優れものですが、やはり機械。定期的なメンテナンスが必要となります。
後回しにしていると突然トラブルに見舞われることになってしまいますので定期的にチェックするのが理想的です。トラブルでよく聞かれるのが「リモコン」の故障です。ただし、リモコンが動かないからといって、故障と決め付けるのではなく、まず確認すべき事項があります。 それでは今回もどうぞよろしくお願い致します。


【 本当に故障?気づいたらまず確認すべきこと 】

 リモコンが反応しない原因が「リモコン」にあるのか「本体」にあるのか見極めることが肝心です。 温水洗浄便座には以下の種類があります。

・壁リモコンタイプ(写真上)
リモコンが別になっており、壁に取り付けてあるタイプ。

・袖リモコンタイプ(写真下)
着座部分の右側に操作部がくっついているタイプ。。

上記のような2パターンがありボタンやセンサーの配置が若干異なっているため、事前にコンセントやそれぞれボタンの位置を把握しておきましょう。 主な確認手順は以下の通りです。

1.本体の「運転ランプ」が点灯しているかどうか
点灯していない場合は「本体操作部」にある「運転入/切」を押して電源を入れます。

2.リモコンの表示部分がかすれていたり、消えかかっていないかどうか (壁リモコンのみ)
一部分が暗くなっているなど、該当する場合は電池の消耗が考えられるため交換しましょう。

3.「リモコン受信部」にホコリやゴミの付着がないかどうか(壁リモコンのみ)
本体側にある「リモコン受信部」が汚れていると受信がしにくくなることから動作に影響を及ぼすことがあります。柔らかい布で掃除した上で再度リモコン操作してみましょう。

4.プラグ部分の「切表示ランプ」が点灯していないかどうか
コンセントにさしてあるプラグの「切表示ランプ」が点灯している場合は、同じくプラグにある「リセットボタン」を押して「切表示ランプ」を消灯します。

5.着座・人体検知センサーにホコリやゴミ・水滴が付着していないかどうか
着座・人体検知センサーにホコリやゴミが付着していると誤作動を起こすことがあります。汚れていたらやわらかい乾いた布で掃除しましょう。

6.本体がベースプレートにはまっていない
本体ががたついていないか確認しましょう。安定しない場合は一度ベースプレートと呼ばれる便器への固定部分から離し、再度「カチッ」と音を立てるまで差し込みます。


以上が確認作業になりますが、こちらに述べた対処法はあくまで一例です。確認手順を終えても正常に動作しない場合も考えられます。 さらに、メーカーや型によっては配置や構造が異なっていることがあるため、上記の通りに確認作業ができない可能性があります。そのような場合は、私たち日本水道センター(0120-506-123)にご相談ください。

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