トイレの豆知識 その14

こんにちは。コールセンター片倉です。今日は「お使いのトイレ、温水洗浄便座は設置可能ですか?」というタイトルでお届けいたします。今や、温水洗浄便座は当たり前の設備となりつつあります。それが設置できるかどうか、今回のブログが少しでも参考になればうれしいです。それでは今回もどうぞよろしくお願い致します。


 

まずは、「ウォシュレット」という名称ですがTOTOの登録商標であり、「ウォシュレット」と名乗れるのはTOTOのみなのです。知ってましたか?ちなみにLIXILでは「シャワートイレ」、Panasonicでは「ビューティートワレ」などの名前を使っています。一般的な呼び方となると、「温水洗浄便座」となります。

本題に戻ります。従来は便器のサイズが大型と標準サイズの2種類に分かれていました。 そのため、温水洗浄便座のサイズも大型と標準で2種類あったのですが、そもそも2012年以降に発売されているTOTOなどのウォシュレットはすべてどちらのサイズにも兼用できるサイズ設定となっています。 いまやほとんどすべてのトイレに設置が可能と考えていいでしょう。 ただ、デザイン便器に関しては、専用のウォシュレットがあるケースがありますのでご注意ください。

取り付けに必要な工具は、ドライバー、スパナ、モンキーレンチなどと考えていいでしょう。

すでに古い温水洗浄便座が取り付けられている場合は、古い分岐金具も取り外すなどし、新しい温水洗浄便座に交換するために関連部品をすべて取り外します。 ロータンク式便器、一般洋式便器、ワンピース型便器の三種類であれば、基本的に取り付けが可能です。

ただし、業者に頼む場合は、賃貸の場合ですと管理会社や大家への確認が必要です。退去時の原状回復を守るということであれば、大抵の場合は許可されると考えられます。 許可が出た場合でも、それまでのものは捨てないようにしてください。入居者が退去するときのルールは、原状回復です。

また、忘れがちなのが、トイレ内にコンセントがあるかどうかの確認です。 ウォシュレットは電化製品ですから、当然コンセントがないと設置できません。 この場合は、トイレの中のコンセントの増設作業が必要です。 これも当然、管理会社、あるいは大家さんへの許可が別途必要になってきます。また、コンセントの増設工事は電気工事士の資格を持った者でないと工事できません。 また、アース線がないコンセントも、工事が必要なので気をつけましょう。

トイレの部屋自体が小さい場合、温水洗浄便座の操作パネルをトイレ本体に取り付けるものとそうではないもので設置作業の工程が変わってきます。壁にリモコンタイプのものを取り付ける場合、設置する壁が取り付け可能なものかを検討する必要があります。


温水洗浄便座ですが、ご自分でやってみようという方が多いようです。ある程度の知識があれば可能ですが、もしも行き詰ってしまった場合はご相談ください。当社でも取付作業を承っております。

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